手毬の造形は下記の八種類です。
すべて特許庁へ意匠登録済みか、または登録申請中です。
- 御所手毬-SEIMEI
- 御所手毬-平等(EQUALITY)
- 御所手毬-思いやり(SYMPATHY)
- 御所手毬-恋心(LOVE)
- 御所手毬-平和(PEACE)
- 御所手毬-真心(SINCERITY)
- 御所手毬-感謝(THANKS)
- 御所手毬-祈り(PRAYER)
1.御所手毬-SEIMEI
意匠登録第1615569号
三方二十面体を構成する各辺に相当する位置に合計90個のピースを配置し、全体として球形になるように成形した手毬です。
パリ中心部のシテ島に建つノートルダム大聖堂のバラ窓の素晴らしさに感銘を受け、心の豊かさや美しさ、優しさ、思い遣り、正義、平等などを表現して、この手毬を『SEIMEI』と名付けました。
二種類の頂点がありますが、その内の一つは、大小5つずつ10本の光芒を持つ星の輝きのようです。もう一つの頂点は、正三角形を三分割した形で、和文様の麻の葉に表れている形です。
2.御所手毬-平等(EQUALITY)
意匠登録第1617378号
切頂六面体を構成する36辺と、切頂六面体の6個の八角形を底面とする正八角錐の斜辺を構成する48辺との合計84辺に相当する位置に合計84個のピースを配置し、全体として球形になるようにした手毬です。
作者の亡き父の信条であった、人は人種、性別、社会的身分、門地などによる違いはないこと、人としての価値に差はないことを次世代に伝えたいという思いを形に表現し『平等』と名付けました。
二種類の頂点がありますが、その内の一つは、8枚の花弁を持つ華やかな菊の花のようで、これがこの手毬の特徴になっています。もう一つの頂点は大2小3の5枚の花びらからできた花になっています。
3.御所手毬-思いやり(SYMPATHY)
意匠登録第1617376号
立方八面体を構成する24辺と、立方八面体の6個の正方形を底面とする正四角錐の斜辺を構成する24辺の計48辺に相当する位置に合計48個のピースを配置し、全体として球形になるようにした手毬です。
惻隠の情を大切にする心を表現して、『思いやり(SYMPATHY)』と名付けました。
二種類の頂点がありますが、その内の一つは、4本の光芒でできた十字の星になっています。七宝文様にも見えます。もう一つの頂点は大4小2の6本の光芒の星です。
4.御所手毬-恋心(LOVE)
意匠登録第1617379号
切頂四面体を構成する18辺と、切頂四面体の4個の六角形を底面とする正六角錐の斜辺を構成する24辺との合計42辺に相当する位置に合計42個のピースを配置し、全体として球形になるようにした手毬です。
楽しいときにも苦しいときにも悲しいときにも、いつも一緒にいたいと想う甘く切ない初々しさを形に表現して、『恋心』と命名しました。
二種類の頂点がありますが、その内の一つは、6枚の花弁でできた可憐な花になっています。もう一つの頂点は大2小3の5枚の花びらからできたお花です。
5.御所手毬-平和(PEACE)
意匠登録第1617375号
四方六面体を構成する各辺に相当する位置に合計36個のピースを配置し、全体として球形になるようにした手毬です。
世界平和への祈りを込めて、2本の指で示すピースサインをモチーフとして、本意匠に『平和(PEACE)』と名付けました。
二種類の頂点がありますが、その内の一つは、4本の枝でできた十字でピースサインのモチーフになっていますし、七宝文様のようにも見えます。もう一つの頂点は大3小3の6本の光芒の輝く星のようです。
6.御所手毬-真心(SINCERITY)
意匠登録第1611566号
三方八面体を構成する各辺に相当する位置に合計36個のピースを配置し、全体として球形になるようにした手毬です。
女性の持つ気品や優しさ、思いやり、真心を形に表現して、『真心』(まごころ)と名付けました。
二種類の頂点がありますが、その内の一つは、大小4つずつ8本の光芒を持つ星の輝きのようです。もう一つの頂点は、正三角形を三分割した形で、和文様の麻の葉に表れている形です。
7.御所手毬-感謝(THANKS)
意匠登録第1617377号
三方四面体を構成する各辺に相当する位置に合計18個のピースを配置し、全体として球形になるようにした手毬です。
父母や兄弟姉妹、友人や仲間など関わりあう全ての人への感謝を形に表現して、『感謝』と名付けました。
二種類の頂点がありますが、その内の一つは、大小3つずつ6本の光芒を持つ星の輝きのようです。もう一つの頂点は、正三角形を三分割した形で、和文様の麻の葉に表れている形です。
8.御所手毬-祈り(PRAYER)
意匠登録第1623164号
この手毬は、三方四面体を構成する各辺に相当する位置に合計18個の大小のピースを配置した『感謝』と同じ構成です。球形ではなく卵形になるように作った手毬(?)のイースターエッグです。
復活祭のイースターエッグに例えて、健康、幸福、子孫繁栄、そして命の大切さを祈るという意味で『祈り』と名付けました。
球形ではないため構成は複雑です。『感謝』では麻の葉模様の三分割した正三角形が長く伸びた形になっています。生命の元の卵から成長する力が出ているように感じます。
「御所手毬-祈り(イースターエッグ)」は底が丸いので、まっすぐではなく少し傾いて立ちます。