女の子の成長と幸福を祈る雛祭り。雛祭りと言えば豪華な雛壇に飾られた雛人形が思い浮かびますが、それとともに各地に吊るし飾り(吊るし雛・さげもん)の伝統があります。
その飾り物の中に人形や動物に混じって七宝毬(しっぽうまり)という正八面体を球形にした立体造形があります。
この正八面体の立体構造を幾何学的に更に複雑にし、江戸縮緬などの古い着物をほどいて得られた正絹の古布を用い、すべて手縫いで製作した手毬を「御所手毬(ごしょてまり)」と名付けました。
購入された方の幸せを祈りながら製作しています。形の違いやもとの布の図柄や色の違いなど楽しんでいただけたらと思います。
「御所手毬」は登録商標です。(登録第6166613号)
ある方にお渡ししたところ、すぐ良縁があったというお話もありました。
新しい恋が始まったというお話もありました。もちろんそれが保証できるわけではありませんが、購入者様にも幸運が訪れることを祈っています。
ご結婚やご出産のお祝いにも縁起のいい贈り物として喜ばれると思います。
「手毬」と「手鞠」
てまりは漢字では、手毬と手鞠の二種類の書き方があるようです。
鞠という字は革のようで固いイメージがあるので、御所手毬では毬の字を使っています。「御所手鞠」でもかまいませんが、出来れば「御所手毬」と覚えていただければと思います。